IUU FORUM JAPAN
NEWS | お知らせ
12. May 2023 |

セミナー「電子的モニタリング(EM)を活用した漁業管理 ―国際基準の動向、導入状況、技術の可能性と課題について―」開催のお知らせ

近年、漁業資源の減少、違法・無報告・無規制漁業(IUU漁業)の脅威が明らかとなる中、漁業の透明性を確保することが、日本を含む国際社会での重要課題となっています。 そのような背景の中、漁業にCCDカメラなどを搭載し、漁業をモニタリングする電子モニタリング(EM)の導入が世界中で検討され、一部導入が進んでいます。
そこでIUU漁業対策フォーラムでは、EMについての国際基準の動向、導入状況、技術の可能性と課題に関するセミナーを5月24日に開催いたします。
ご多用とは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご参加賜りますようお願い申し上げます。当日会場、あるいはウェビナーにて心よりお待ちしております。

開催概要
開催日時:
2023年5月24日(水)14:00~17:00 (開場・受付:13:40~)

開催場所:
日比谷国際ビル コンファレンス スクエア 8C 会場
〒100-0011 東京都千代田区内幸町2丁目2-3 日比谷国際ビル8階



対象:
水産企業・団体、流通販売企業、研究機関、行政機関、メディア等

参加方法:
会場参加、オンライン参加
オンライン参加者の方は、別途開催日までに参加URLをお送りいたします。万が一、開催日までに、参加URLがお手元に届かない場合は、迷惑メールフォルダなどをご確認いただくか、下記問い合わせ連絡先までお知らせください。

お申し込み・お問い合わせ
お手数ですが、5月19日(金)までに、下記のURLにアクセスし、お申し込みをお願いいたします。本イベントは参加費無料です。なお、会場参加をご希望の場合はお席に限りがございますので、場合によってはオンライン参加をお願いさせていただくことがあります。
【参加申込み】 https://forms.gle/GvRNxb6oNpc36C1U6
IUU漁業対策フォーラム Email:info@iuuwatch.jp


プログラム
開始時間プログラム登壇者
13:40 Venue door Open – Reception Start
14:00 開会挨拶 植松 周平(WWFジャパン)
14:05 来賓の挨拶 小林 史明 衆議院議員
14:15 基調講演-1
電子モニタリング―漁業の世界で透明性と持続可能性をけん引するには
Mark Zimring
The Nature Conservancy
14:30 基調講演-2
効果的かつ耐久性のある電子監視の構築ー米国西海岸グラウンドフィッシュ漁業からの教訓
Shems Jud
EDF
14:45 基調講演-3
漁業管理のための電子モニタリングー中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)における議論とアジアにおける導入事例
Bubba Cook
WWFニュージーランド
15:00 基調講演-4
日本におけるEMパイロットの現状と課題について(仮)
福田 工
水産庁
15:15 質疑応答
15:30 休憩
15:50 パネルディスカッション モデレーター 桑田由紀子
①尾崎一夫(セブン&アイ・ホールディングス) ②新藤克貴(株式会社ライトハウス) ③Mark Zimring(The Nature Conservancy)
16:35 質疑応答
16:50 終了のご挨拶 植松周平(WWF Japan)
*本プログラムは今後変更の可能性もございますが、ご了承ください。

登壇者情報  
司会:滝本麻耶
WWFジャパン 自然保護室 海洋水産グループ パブリックアウトリーチオフィサー
植松周平
WWFジャパン(公財)世界自然保護基金ジャパン 自然保護室 海洋水産グループ IUU漁業対策マネージャー 兼 水産資源管理マネージャー 東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了(農学博士)。学位取得後、経営コンサルティング会社を経て、国際水産資源研究所(現 水産研究・教育機構)に入所。太平洋クロマグロの資源研究を行う。2013年よりWWFジャパンで勤務し、マグロ、カツオ、サンマといった国際水産資源の保全やIUU漁業対策に関わる業務に加え、事業戦略立案や各種業務改善等の社内コンサルタント業務にも従事。2021年より水産庁水産流通適正化法検討委員を務めた。  
小林史明
衆議院議員
自由民主党副幹事長・前デジタル副大臣兼内閣府副大臣
マーク・ジムリング
Program Director, Large Scale Fisheries, The Nature Conservancy ザ・ネイチャー・コンサーバンシー(TNC) 大規模漁業プログラム プログラムディレクター
ペンシルベニア大学卒。カリフォルニア大学バークレー校公共政策学修士およびエネルギー資源学修士。Deutsche Bank Securities勤務後、ローレンス・バークレー国立研究所でクリーンエネルギーとエネルギー効率について研究していた。9年前よりTNCに加わり、現在は大規模漁業プログラムに加えて、ベイン・アンド・カンパニーとのソーシャル・インパクト・パートナーシップもディレクターとして率いている。
シェムズ・ジュド
日本漁業・海洋部長
Environmental Defense Fund(EDF)
オレゴン州ポートランドに拠点を置き、EDFの漁業・海洋プログラムの日本担当ディレクターを務める。実証済みの漁業管理政策の採用、最先端の技術ソリューション、漁業者の参画を通じて、日本が持続可能な漁業管理におけるグローバルリーダーになるための支援に力を注ぐ。日本プログラムにリードする以前は、漁業者、政府、NGO、その他の関係者と協力し、科学的根拠に基づく気候変動に強い経営の実現、繁栄するビジネスの支援、消費者への高品質な持続可能水産物の提供のためにテクノロジーを活用するプロジェクトを世界各国で展開。Shemsは、ルイス・クラーク・ロー・スクールを優秀な成績で卒業した後、EDFに入社。初期には、西海岸の地魚漁業が劇的に回復するきっかけとなった多種類トロールIFQプログラムの開発に注力。また、西海岸の生息地保護を強化する一方で、漁業者にさらなる機会を提供するため、利害関係者の協力によるプロセスを主導した。日本チームでの活動に加え、中国での気候変動に強い漁業・海洋プログラムのリーダーも務める。シェムズは熱心なフライフィッシングとサーファーである。
ババ・クック
中西部太平洋マグロプログラムマネージャー
WWFニュージーランド
ババ・クックは、生涯を海の上で過ごし、過去20年間は漁業の保護と管理に携わってきた。 18歳で米海軍に入隊し、世界各地を巡り、世界情勢と国際漁業に興味を持つようになった。国内外で見た漁業の衰退に悩み、漁業政策と法律の教育を受けることを目指す。 2000年にテキサスA&M大学で水産養殖学の学士号を取得し、2003年にはルイス・アンド・クラーク法科大学院で法学博士号を取得しました。 ロースクール卒業後、アラスカの米国国立海洋漁業局でオヒョウ、サブレ、カニの漁業規制のサポートに従事。その後、世界自然保護基金(WWF)の北極圏プログラムに参加し、ロシア極東からアラスカの遠隔地の先住民コミュニティまで、ベーリング海全域の保全活動を支援した。 2010年、米国平和部隊に参加し、フィジーで2年間、地元の海洋保護プロジェクトを支援した。 2012年からは、WWFの西・中央太平洋マグロプログラムを率い、政策改善、市場ツール、技術革新を通じて、マグロ漁業管理の改善に取り組んでいる。
福田 工
水産庁
資源管理部審議官
奈良県出身。九州大学卒業後1992年に水産庁に入庁。水産庁の漁業調整課、研究指導課、国際課等を歴任し、国内及び国際の水産関係業務に従事。2018年から中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)、北太平洋漁業委員会(NPFC)、全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)、太平洋島嶼国との二国間入漁協議等の国際交渉を担当。
 
パネルディスカッション
登壇者
 
尾崎 一夫
株式会社セブン&アイ・ホールディングス
ESG推進本部 サステナビリティ推進部 シニアオフィサー
1988年(株)イトーヨーカ堂に入社。家電部。販売促進部マネジャー。
2006年(株)セブン&アイ・ホールディングスへ転籍。社会・文化開発部オフィサー。CSR統括部環境担当オフィサー。
2020年サステナビリティ推進部シニアオフィサー(現職)
新藤克貴
株式会社ライトハウス 代表取締役CEO
東京都出身・広島県/東京都在住
1987年生まれ。東京大学経済学部/経済学研究科にて製造業の事業転換に関する研究に従事。経営コンサルティング会社戦略部門にて主に新規事業開発やマーケティング等のプロジェクトを担当。ヘルスケアスタートアップを共同創業し、取締役CFOとして事業戦略策定と資金調達をリードした後、 2017年に株式会社ライトハウスを設立し、現職。メインサービスである、漁船向け操業効率化IoTサービス「ISANA」は全国1,000隻以上の漁船に搭載され、日々の漁業者の操業をデジタル面からサポートしている。
・EY Entrepreneur Of The Year 2022 Japan 九州地区 特別賞
・ジャパン・サステナブルシーフード・アワード チャンピオン 2019/2020(コラボレーション部門)
マーク・ジムリング
ザ・ネイチャー・コンサーバンシー(TNC) 
大規模漁業プログラム プログラムディレクター
パネルディスカッション
モデレーター
 
桑田由紀子
ザ・ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)
インディペンデント・アドバイザー
日本財団で、国内の沿岸域活性化や海洋生物に関する事業から、国際的な持続可能性や人材育成まで、次世代に海を引き継ぐためのさまざまな事業に従事。2020年より、ザ・ネイチャー・コンサーバンシーのインディペンデント・アドバイザーとして「IUU漁業対策フォーラム」に参加。EUのIUU漁業対策の強みと問題点を踏まえ、日本と世界にとってどのようなIUU漁業対策が実現可能かつ効果的なのかを検討している。東京大学卒。獣医師。
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