- 21. Jul 2021 |プレスリリース
「特定水産動植物等の国内流通の適正化等に関する法律」に基づく輸入規制措置を講ずる対象魚種の選定に関する共同提言を発表
IUU漁業対策フォーラム(世界自然保護基金ジャパン、株式会社シーフードレガシー、セイラーズフォーザシー日本支局、ザ・ネイチャー・コンサーバンシー、他)は、喫緊の国際問題であるIUU(違法・無報告・無規制)漁業撲滅に必要な政策導入を求めて、「特定水産動植物等の国内流通の適正化等に関する法律」 に基づく輸入規制措置を講ずる対象魚種の選定に関する共同提言書を発表しました。
国内外の規則を遵守せずに行うIUU漁業は、水産資源の持続可能な利用や海洋生態系の保全に深刻な影響をもたらす脅威として、国際的に撲滅が求められている大きな課題です。欧州(EU)や米国といった主要先進国がIUU輸入規制やトレーサビリティ確保に対して積極的に取り組む中、日本においても2020年12月には特定水産動植物等の国内流通の適正化等に関する法律(以下「水産物流通適正化法」という。)が採択されました。現在はこの水産物流通適正化法の第2条第4項に規定される特定第二種水産動植物(国際的に IUU 漁業のおそれが大きいために輸入規制措置の対象とする魚種)の選定と実際に導入するための詳細なルール作りが検討されています。
IUU漁業対策フォーラム加盟団体は、日本で導入される制度がIUU漁業の根絶とIUU水産物の流通防止に向けてより実効性の高いものとなり、更に、我が国の水産業の成長に結びつくものとなるための提案として「特定水産動植物等の国内流通の適正化等に関する法律に基づく輸入規制措置を講ずる対象魚種の選定に関する提案」を策定し、7月21日に水産庁の水産物流通適正化検討会に提出しました。
詳細は別添の共同提言書をご参照ください。
共同提言書
https://iuuwatch.jp/wp/wp-content/uploads/2021/07/Joint_Statement_20210721.pdf
別紙
https://iuuwatch.jp/wp/wp-content/uploads/2021/07/Attachment_20210721_J.pdf
インフォグラフ
https://iuuwatch.jp/wp/wp-content/uploads/2021/07/infograph.pdf
プレスリリース
https://iuuwatch.jp/wp/wp-content/uploads/2021/07/Press_release_20210721_J.pdf (PDF)
https://iuuwatch.jp/wp/wp-content/uploads/2021/07/Press_release_20210721_J.docx (DOCX)
IUU漁業対策フォーラム
IUU漁業対策フォーラムは、持続可能な水産業への取り組みをしている以下の団体・企業が違法・無報告・無規制(IUU)漁業対策に関して共同で活動することを目的に2017年9月に発足しました。
世界自然保護基金ジャパン
1961年にスイスで設立された地球環境保全団体です。人と自然が調和して生きられる未来を築くため、現在100カ国以上で希少な野生生物の保護や、森や海などの自然環境の保全、自然資源の持続可能な利用、地球温暖化の防止などを目指したプロジェクトを展開しています。
株式会社シーフードレガシー
シーフードレガシーは、社会・経済・環境におけるサステナビリティを念頭に、海と人をつなぐ象徴としての水産物(シーフード)を豊かな状態で未来世代に継ぐ(レガシー)ことを目指す、ソーシャル・ベンチャーです。世界を網羅する幅広いネットワークや専門知識を活かし、国内外の水産企業、NGO、政府等と協働して、日本の水産業に適した解決策を描きます。
セイラーズフォーザシー日本支局
米国ロックフェラー財閥当主のディビッド・ロックフェラー氏が設立したNGOの日本支局として、海洋環境保護に従事しています。水産資源の持続可能な消費を啓蒙する目的のため、天然漁の資源量が比較的豊富なシーフードをレーティングしたプログラム『ブルーシーフードガイド』を発行し、産学官と連携しています。
ザ・ネイチャー・コンサーバンシー
1951年設⽴。世界79ヵ国で活動し、環境分野では⽶国で最も⼤きな⾮営利団体の⼀つです。「気候変動」と「海洋、陸地および⽔資源の健全性」を重点テーマに、現在、海洋分野では100以上のプロジェクトを展開しています。世界各国の政府、研究機関、NGO、企業などと連携し、IUU漁業の防⽌と持続可能な漁業⽔産業の実現に取り組んでいます。
国内外の規則を遵守せずに行うIUU漁業は、水産資源の持続可能な利用や海洋生態系の保全に深刻な影響をもたらす脅威として、国際的に撲滅が求められている大きな課題です。欧州(EU)や米国といった主要先進国がIUU輸入規制やトレーサビリティ確保に対して積極的に取り組む中、日本においても2020年12月には特定水産動植物等の国内流通の適正化等に関する法律(以下「水産物流通適正化法」という。)が採択されました。現在はこの水産物流通適正化法の第2条第4項に規定される特定第二種水産動植物(国際的に IUU 漁業のおそれが大きいために輸入規制措置の対象とする魚種)の選定と実際に導入するための詳細なルール作りが検討されています。
IUU漁業対策フォーラム加盟団体は、日本で導入される制度がIUU漁業の根絶とIUU水産物の流通防止に向けてより実効性の高いものとなり、更に、我が国の水産業の成長に結びつくものとなるための提案として「特定水産動植物等の国内流通の適正化等に関する法律に基づく輸入規制措置を講ずる対象魚種の選定に関する提案」を策定し、7月21日に水産庁の水産物流通適正化検討会に提出しました。
詳細は別添の共同提言書をご参照ください。
共同提言書
https://iuuwatch.jp/wp/wp-content/uploads/2021/07/Joint_Statement_20210721.pdf
別紙
https://iuuwatch.jp/wp/wp-content/uploads/2021/07/Attachment_20210721_J.pdf
インフォグラフ
https://iuuwatch.jp/wp/wp-content/uploads/2021/07/infograph.pdf
プレスリリース
https://iuuwatch.jp/wp/wp-content/uploads/2021/07/Press_release_20210721_J.pdf (PDF)
https://iuuwatch.jp/wp/wp-content/uploads/2021/07/Press_release_20210721_J.docx (DOCX)
IUU漁業対策フォーラム
IUU漁業対策フォーラムは、持続可能な水産業への取り組みをしている以下の団体・企業が違法・無報告・無規制(IUU)漁業対策に関して共同で活動することを目的に2017年9月に発足しました。
世界自然保護基金ジャパン
1961年にスイスで設立された地球環境保全団体です。人と自然が調和して生きられる未来を築くため、現在100カ国以上で希少な野生生物の保護や、森や海などの自然環境の保全、自然資源の持続可能な利用、地球温暖化の防止などを目指したプロジェクトを展開しています。
株式会社シーフードレガシー
シーフードレガシーは、社会・経済・環境におけるサステナビリティを念頭に、海と人をつなぐ象徴としての水産物(シーフード)を豊かな状態で未来世代に継ぐ(レガシー)ことを目指す、ソーシャル・ベンチャーです。世界を網羅する幅広いネットワークや専門知識を活かし、国内外の水産企業、NGO、政府等と協働して、日本の水産業に適した解決策を描きます。
セイラーズフォーザシー日本支局
米国ロックフェラー財閥当主のディビッド・ロックフェラー氏が設立したNGOの日本支局として、海洋環境保護に従事しています。水産資源の持続可能な消費を啓蒙する目的のため、天然漁の資源量が比較的豊富なシーフードをレーティングしたプログラム『ブルーシーフードガイド』を発行し、産学官と連携しています。
ザ・ネイチャー・コンサーバンシー
1951年設⽴。世界79ヵ国で活動し、環境分野では⽶国で最も⼤きな⾮営利団体の⼀つです。「気候変動」と「海洋、陸地および⽔資源の健全性」を重点テーマに、現在、海洋分野では100以上のプロジェクトを展開しています。世界各国の政府、研究機関、NGO、企業などと連携し、IUU漁業の防⽌と持続可能な漁業⽔産業の実現に取り組んでいます。